新卒、辞めた。早期離職からのリベンジ就活!【就職に有利な資格は ズバリ◯◯◯!】
2020年04月01日
しごとの道しるべ編集部 すのこです。「オタクのための就活講座」、はじまります。
以前のコラムでは、しゃべりすぎない方法をお伝えしました。
今回は、「アクティブミーハー」なオタク層をイメージして書いていたのですが、オタクはそういったタイプばかりではないのはよーーく存じております。
筆者はあまり活動的でない人の就職支援が長かったので、たくさん出会ったあんな人、こんな人、いろいろ思い浮かべています。そんな方の悩みの筆頭格は「コミュニケーションが苦手」!
ネットで「オタク+コミュ障」で検索すると、深刻で笑えないお悩みが山ほど出てきます。
筆者も「こうすれば解決さ!」なんて簡単に言えないですが、それでも実践してきたアドバイス、紹介したいと思います。自分は話すのが少し苦手、人前に出るとアワアワしてしまう方もお時間をください。
1、目標高すぎてない?
2、等身大の目標は?
3、面接の練習はここから!
4、まとめ
「コミュ障」を自称する方はかなりの頻度でこう言います「しゃべると噛むんです」。お笑い番組ではよくつたない喋りの芸人さんが「お前噛むなよー!」と先輩芸人から突っ込まれてますね。
でも、それって素人に関係あることでしょうか?
お笑い芸人さんは、話術やトーク力こそが商品です。しゃべることのプロです。だからこそ「噛む」はプロにあるまじき行為で、フォローとして仲間がツッコミをいれるのです。
就職活動は、お笑い芸人オーディションでも声優学校のテストでもありません。高度な話術や発声法が問われているわけではないのです。
大事なのは、話す相手にしっかりと内容が伝わること。
テレビに出ている人で参考にするなら、少し古い例えですが「戦場カメラマンの渡部陽一さん」がしゃべりの素人にしてはとても上手です。
とにかくゆっくり、はっきりしゃべれば、1回で聞き取ってもらえるようになり、頭も整理しながら話すことができます。
また、スポーツ選手のヒーローインタビューも参考になります。「あのー」「えーと」をはさんだとしても、笑う人はいないでしょう。一生懸命自分の言葉で語る姿は人の心を打ちます。考え方を変えれば、「あのー」「えーと」は、言葉を誠実に選んでいることの証。
テレビやのプロ話芸者と比べて「自分はダメだ」と思う必要など何もないのです。
目標は高くなくても大丈夫。
ゆっくり、はっきり、誠実に。
この3つを守れば、OKです。
では、テレビに出てるプロでなければ、誰を目標にすればいいのでしょう?
目標から除外してほしいのは、「話すことで金を稼いでいる人」です。そのため、人気YouTuberや、テレビで紹介される凄腕セールスマンはなど除外されます。教壇に立つ先生やセミナー講師なども除外。あれだけ話せるようになれば、話すことで金が稼げます。
そうでないレベルであなたが「これくらい話せるようになりたいなあ」と思う人は誰ですか?
ここは、周囲の人を観察してみてほしいところです。
同じゼミの○○さん?接客上手なバイト先の先輩?おしゃべり好きな親戚のおばちゃん?
…あれ?思いつかない?
だとしたら、それを見つけてみるところ、周囲を観察してみるところからがファーストステップですね。具体的には、目標にした人の観察をして、その人のマネをすること。
観察する時には、何が他の人と違うのかを見てみましょう。
スピードや間、言葉の選び方、表情。もしかしたら、そういうテクニックではなくて、一生懸命伝えようとする気持ちかもしれません。
なぜ、自分がその人を目標にしようと考えたのか。違いを見つけて、マネしてみましょう。
慣れない面接と考えると、緊張度が上がってしまいますね。
面接であまり緊張しない人は「大人としゃべった経験が多い人」と言われます。
アルバイトでも同僚学生だけでなく店長やパートのおばちゃんとよくしゃべるとか。
大人と話す練習の場として、年齢層の広い趣味サークルやオフ会は最高です。人狼ゲームやボードゲームなどの場も役に立ちそう。イベントやコンサートで一人参加同士で話してみるのも超いいです。
話したい話題があるもの同士は、年齢も超えて会話がはずみます。
面接が不安でたまらない方は、趣味の話をできる相手を増やす、できれば年長者と話す機会を増やす、というところから始めてみてはどうでしょうか。
「敬語なのにやたら盛り上がってる集団がいたら、それはオタク」だそうです。
わかるわ~。目指すはそんな楽しい異世界異世代会話にまずは混ざってみることです。
すると面接も「今日初めて会った大人と話すこと」の一環だという感覚がつかめてくると思います。
いかがでしたか?話すこと、伝えることって難しいですよね。あまり目標を高くし過ぎず、身の回りの人を思い浮かべてみてください。
特にそれが社会人の人だったら、それぐらいできていればいいんです。立派に社会で活躍していますよね!
それでも人と話すことが怖い人は、行政や学校の就職相談をぜひ使ってみてください。
私ども、初対面の人と1時間会話を持たせることのプロです。なんだ!こんな風にすれば大人と話せるんだ!という経験値が自信をつけてくれると思います。
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#1 「オタクを活かす就活!自己PRの書き方」
#2 「これだけでOK!オタク就活生最低限のファッションとは?」
#3 「嵐に学ぶ!個性の自己分析と表現術」
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#5 「オタク歓迎・オタ活両立の会社とは?」
#6 「オタクは急に黙れない!「趣味はなんですか」の話しすぎない答え方」
#7 「沼にはまろう!好きになっちゃう力を活かす企業選び!」
#8 「王子様オーラの秘密!就活生もマネできる○○とは!?」
書いた人:しごとの道しるべ 編集部メンバー すのこ
キャリア支援歴13年(CDA/キャリア・デベロップメント・アドバイザー)。普段は行政機関や大学で相談や講座をやってます。アニメ好きな夫と二人暮らしのアラフォー。ジャニオタ歴8年。
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