新卒、辞めた。早期離職からのリベンジ就活!【就職に有利な資格は ズバリ◯◯◯!】
2020年04月01日
しごとの道しるべ編集部 すのこです。
前編では、志望動機の作り方は、
・誰に、何を提供してお金を稼いでいるか。
・自分の給料は、会社の向こうの誰が出しているのか
という企業活動の理解から、ということをお伝えしました。
さて、後編は「その企業活動はなんのためにあるのか?」というお話しです。
いや!めんどくさいからって引き返さないで!
最後にオタク活動の話にまとめるから!!
1.ニーズとウォンツ
2.「世のため人のため」と「自分のため」
3.オタク活動は逃避ではなく、人間活動の集大成!
4.後編まとめ
その会社の事業活動はどうやって世のため、人のために貢献していますか?
大体区分するとこの3つになります
マーケティングの用語で「ニーズ」(必要だから)と「ウォンツ」(ほしいという欲求)という用語があります。自分の好きなこと・興味のあることから仕事を探すと、ついうっかり、「喜びや楽しみを与える」ウォンツゾーンの仕事に偏ります。最近だとコンピューターゲームやビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技としている「eスポーツ」の選手などもその部類に入るかもしれません。
しかし、仕事は「あって当たり前だと思っていた」とか「気がつかない間に、誰かがちゃんとやっておいてくれた」というニーズゾーンの仕事が無数にあります。
例えば新幹線で使われる部品の一部を作っている会社だったら
「新幹線は社会に不可欠だし、それを作るにはいろんな部品が不可欠だから」。
システム開発をしている会社だったら
「コンピューターシステムがあると、データ管理や事務手続きが便利になるし、それを作ってくれる専門家や会社が、社会にはもはや不可欠だから」
という感じになりますね。
楽しいから、面白いから仕事が存在するのではなく、必要だから、誰かから求められているから、仕事は発生し、それが世のため人のためになっていくのです。
その必要な役目をあなたが担っていくというのはどうですか?
そのまっとうな労働で得た対価で生活をし、オタ活をしていくっていうのはどうですか?
仕事は世のため、人のため。そこで得た対価は自分のために。
志望動機に書くべきは、後半の「得た対価は自分のため」の部分ではなく、「世のため人のため」の部分。その会社がやっていることを一緒になって頑張っていくという人生はアリだな、と思った、というところです。
すると志望動機作文にするとこんな感じですね。
いろんなスターが、ファンに向けて「ファン活動だけが人生のすべてにならないで」という言葉を伝えています。
仕事があって、家族や周囲の支えがあって、健康があって、稼ぎがあって、初めてオタ生活は成り立ちます。
逆にオタクでいようと思うと、そのすべてがあり、バランスがとれないといけません。
最重要なイベントの日には絶対に体調不良にならないでいようと気を付けると、結果的に毎日健康でいることになります。
「金がほしい!」を本気で追及すると、仕事を頑張ったり、仕事の仕組みを理解したり、どうやったら会社により多くの金が入ってきて、自分の取り分である給与も増えるのかを考えることになります。
「金が得られる」という結果を得るために、どんなふうに頑張って行く覚悟があるか。
そこが志望動機の伝えどころです。
めんどくさい話におつきあいくださってありがとう!
お金の流れ、ビジネスモデル、理解が大変なようですが、感覚がつかめてくると、世の中こうやって動いてるんだ!と社会がビビッドに見えてきます。
そしてオタク産業にとって「お金を出してくれるファン」がどんなに大切なものか、だからこそ繰り返し繰り返し「ファンのみなさんありがとう」と言ってくれるのだ、ということが実感できてきます。
お金のことを考えるとめんどくさくなることは多々ありますが、報われる、頑張ってよかったと思う日もやってきます。
愛するものにお金がつながっていくよう、経済、回しましょう!
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書いた人:しごとの道しるべ 編集部メンバー すのこ
キャリア支援歴13年(CDA/キャリア・デベロップメント・アドバイザー)。普段は行政機関や大学で相談や講座をやってます。アニメ好きな夫と二人暮らしのアラフォー。ジャニオタ歴8年。
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