【インタビュー】本当は企画営業職!? 大学職員の実態を現役の職員さんに聞きました【後編】

近年、大学生の就職先の人気ランキング上位に「大学」が入るようになりました。確かに、学生と一緒で夏休みが多そう!とか、学生に寄り添った支援ができそう!とか、やりがいがあって、福利厚生が良さそうなイメージはありますよね。でも実際のところはどうなんだろう。今回は、日頃からお世話になっている法政大学の今村さんにご協力いただき、「大学ではどういった仕事があるか」「どういった働き方をしているのか」「どんな人材を求めているのか」など、お話を伺ってきました。


 

お待たせいたしました!
【インタビュー】本当は企画営業職!? 大学職員の実態を現役の職員さんに聞きました!の後編になります!

中編では、キャリアセンターでのトラブル、大学職員の具体的な仕事内容についてお話頂きました。
前編はこちらから!


中編はこちらから!

では、後編です。

大学に入職され、思い出に残る仕事とは?


編集部:今村さんは、入職してからいろいろな部門を経験されていますが、思い出に残る仕事はありますか?

今村さん:もちろん、今も非常に満足していますが、過去の話だと、研究開発センターで働いていた時を思い出しますね。配属されて期間も1年半とそれほど長くはなかったですが、トラブル対応が多く(苦笑)、毎日大変だなぁ~と思っていたのですが、まわりのメンバーにだいぶ助けられました。

編集部:いい仲間がいたのですね。

今村さん:当時一緒に働いていたメンバーは、たまに会うと、昔話で盛り上がります。どんな仕事をするかというのも、もちろん大事ですが、「誰と一緒に仕事をするか」ということの方が大事ではないかと、そのときの経験から思いますね。でも、個人的にはどの部門で働いていたときも、仲間には恵まれていたと思います。みんなに感謝したいです。今のキャリアセンターのメンバーもいいですし、もっと一緒に働きたいと思っています。

編集部:非常に恵まれた環境で仕事ができているのですね。学内はもちろん頼もしいメンバーと一緒に仕事をされているかと思いますが、他大学の方との交流はあるのですか?

今村さん:もちろんあります。キャリアセンターでは、多摩地区17大学で、定期的に情報交換を行っています。研究開発センターや経理なんかも、他大学との情報交換会はありましたね。

編集部:外から見ると、同じ大学という属性上競合にあたり、なかなかホンネが出ないように思うのですが、そのあたりはいかがでしょうか?

今村さん:そうですよね(笑)そう思われてもおかしくないですが、そんなことはないです。そもそも大学は学生を教育して、社会に送り出すというゴールが同じなので、自分たちの学生だけがいいという考えはないですね。みんな同じような悩みを抱えていて、それに対して、自分のところはこういうふうに工夫しているとか、あそこはこう支援しているだとか、共有して、皆で刺激しあっています。

編集部:出し抜こう!みたいなものはないんですね(笑)どの大学の職員の方も、まじめな方が多いような印象ですが、どういった方が大学職員に向いていますか?

これからの大学には殻を破れる人材が必要

今村さん:大学職員イコール、事務職員と思っている人が多いように感じるのですが、実はそうではありません。大学には職員だけではなく、教員もいます。他の部局を巻き込んで業務に取り組まなければならないことも多いです。「私は事務の適性があります」とか、「集中力は誰にも負けません」というだけの人は、おそらくやっていくのは難しいと思います。「調整力」はかなり必要だと思いますし、どこもそうですが、やはりベースとなる「コミュニケーション力」は必須ですね。

編集部:少子化でこれから学生募集もかなり大変ですし、大学も人材確保は急務ですね。

今村さん:これだけ少子化なので、各大学、生き残りをかけて努力していかなければいけません。自分自身の経験から、異動で部署が変われば転職して会社が変わったと思うくらい業務内容が変わることもありますから、保守的で環境の変化を嫌う人よりも、なんでもやってやろう!という気概のある人の方が合っていると思います。今までの大学から殻を破って、新しいことをやろう!ということは重要ですね。コツコツ型で正確に仕事を処理していく能力も大切ですが、プラスアルファで、企画力がある若い力を必要としています。

編集部:今村さんの熱い気持ちが伝わってきます。

今村さん:いや、私だけではなく、結構熱い気持ちを持っている人は多いですよ。特にお酒飲むと熱くなる人も多いです(笑)最近はそういう会も少なくなっていますが・・・

編集部:最後に一言、熱いメッセージをお願いします。

今村さん:大学は今、本当に変わらなければいけない過渡期に入っています。思っている以上に仕事は多岐にわたり、一つのカテゴリの中で転職ができるくらいのイメージを持ってもらっていいと思います。だから、「なんでもできる」とポジティブに考えることができる人であれば、これほどやりがいのある仕事はないと思います。自分が入って、大学を変えてみよう!と思うくらいの人がいいですね。募集要項には、『専任事務職員』と記載されていますが、『企画営業職』という認識で受けていただいた方が、入職後、違和感なく働くことができると思います(笑)

編集部:今村さん、本日はありがとうございました。

まとめ

日本は今後、少子高齢化が加速度的に進み、人口減少社会へ突入していきます。大学入学年齢である18歳人口は、2018年で118万人、2032年には100万人をきり、2040年には88万人になると予想されています。各大学ともそれぞれ生き残りをかけ、大学そもそもの役割を遂行しながら、その中で、独自色を打ち出していかなければなりません。自ら課題を発見して、そこを改善するために、まわりを巻き込む実行力がある人を求めているのだと思います。

まさしく、法政大学憲章にある「自由を生き抜く実践知」を持つ人がこれからの法政大学いや大学そのものを変えていくのでしょう。

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書いた人:しごとの道しるべ 編集部
あなたの「明日」が変わる就活マガジン「しごとの道しるべ」のコンテンツ制作チーム。就活コラムやインタビュー記事など、さまざまな「しごとの道しるべ」をお届けします。

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