【ストレスに勝つ!】全貌が解れば怖くない!客観視でストレスを理解・対処しよう【前編】

ストレスなく就活を進めてます!・・・という方は珍しいのではないでしょうか。
慣れない服装、今までに遭遇したことのない状況など、初めてのことがたくさんあって、なんか就活って疲れるな…って思うこと、ありませんか?

ストレスを抱えたままモヤモヤしていると、積み重なって、どこかで無理が来てしまうかも。その前に、ストレスを客観視して、そもそもそれが何なのか?ということを再確認。
そしていくつかの対処法を知ることで、きっと今までよりもリラックスして就活に臨むことが出来るのではないでしょうか。

今回は長編スペシャル!しごとの道しるべ編集部のハセガワマチコが、特別ゲストのキャリアカウンセラー・矢島さんに聞いてみました。
※矢島さんは、普段は官公庁や大学で求職者のキャリア相談に応じる、プロのキャリアカウンセラーです。

※こちらは、コンテンツプラットフォームのnote上で公開している【キャリアカウンセラーに聞く!就活のストレスとどうやって付き合う?(前編) しごとの道しるべラジオ #7】を編集・再構成したものです。

 ざっくり「ストレス」というけれど…その”仕組み”はどうなってる?

マチコ:今日のテーマは「就活中のストレス」。まず、就活中ってどんなことがストレスになり得るんでしょう?

矢島:説明会とか、ESの提出、面接…次から次へとやってくる忙しいスケジュール。また、どんなに頑張っても選んでもらえない、いつになったら内定がもらえるのか、とか…。

マチコぼんやり「ストレス」と言っても、項目として出していくと多いですね!

矢島:また、内定をもらえたとしても、果たしてこの会社でいいのか、という不安もあるでしょうね。

マチコ:どこまでいっても、ある程度のストレスは発生するんだ…。ちなみに矢島さんは、就活や、今までやってきたお仕事の中で、ストレスを感じたことはありますか?

矢島:新卒の就活のときは、会社員のイメージがわかなかったです。親が公務員で、会社員ではなかったので。「会社で働く」とか、いわゆる「普通の就活」がイメージできず、どうすればいいんだろうって。

マチコ:同じ状況だ(笑)。私の父親は、自営業の機械職人。通勤は自転車だし、基本的にスーツを着ない人だったから、いきなり就職活動が始まってリクルートスーツを着てパンプスを履く…というのが、すごくストレスでした。
たまたま私たちは共通のストレスでしたけど、そもそも「ストレス」って、どうして起きてしまうんでしょう。仕組みを簡単にご説明いただけますか?

ストレスの仕組みは3段階に分かれる

矢島:ストレスを感じる仕組みって、3段階に分かれるんですね。まず、ストレスを引き起こす刺激になるものがあるんです。それをどう受け取るかという、1人ひとりの考え方のクセというのがありますよね。そこでネガティブに受け取っちゃうと、身体や心に反応として出てくる、という流れになります。

マチコ:3段階!単純じゃない・・・刺激ということなんですけど、具体的にどういったことがあるでしょうか?

①ストレスを引き起こす刺激

矢島:先ほどマチコさんからも、リクルートスーツとパンプスという、まさに身体に対する直接的な刺激という話がありました。スーツ・ネクタイ・ヒールなど、カチッとした服装でいなければならないので、ただでさえ面接など緊張するなかで、服装によって、より身体が凝り固まってしまう…ということもあるかもしれないです。

マチコ:これは私たちのような、育った環境には因らなそうですね。

矢島:また、心理的な刺激といえば、環境の変化・自分でコントロールできないもどかしさ・努力に見合う見返りが得られない・先が見えない、などがあります。これ全部、就活に当てはまることですよね。
だから、「こんなに大変な就活を頑張ってる自分、偉い!」と褒めてあげるといいんじゃないかな、と思いますよ!

マチコ:そうですよねぇ。みんな、ほんと頑張ってるもん。自分を褒めて、認めてあげるっていうのは、ひとつ大事なことなのかも。
続いて2つ目、考え方のクセについて教えてください!

②考え方のクセ

矢島:それだけ刺激が強い就活をしていても、同じことなのにストレスを感じやすい人と、それほど感じない人がいると思います。その違いを生むのが、考え方のクセなんです。ストレスにつながりやすい考え方のクセを大きく2つに分けると、1つ目が、こだわりすぎるクセ。例えば「やりたいことを仕事にすべき」という考え方。あと「コミュニケーションスキルをアピールしないといけない」とか、よく聞くんじゃないかな、と思います。それ自体、悪いことではないんです。ただ、理想や義務感にとらわれすぎちゃうと、思うように進まない時にストレスを感じてしまうかな、と思いますよね。

マチコ:そうですね。こうしなきゃいけないんだ!と思考が固まってしまう学生さんもいらっしゃるのかもしれないです。

矢島:それからもう1つが、ネガティブに考えるクセですね。

マチコ:わかります!!(笑)

矢島:わかりますか(笑) 先ほど、就活はどんなに頑張っても選んでもらえないことが多い、と話したんですけど、こういった経験が重なると「いつも失敗するから、どうせうまくいくはずがない…」っていう風に、やる前から諦めるクセがついてしまうことも珍しくないのかな…と思います。

マチコ:気持ちはわかりますね〜。

矢島:あとは、みんなと比べてとか、「友達はみんな就活うまくいってるのに、自分はできてないな」と思ってしまうとか…

マチコ:たぶん、いろんな人から「就活は、他人と比べることじゃない」とアドバイスを受けるんしょうけど、「そう言われても」という部分もありそうですね。
ネガティブ思考によって、ストレス反応が出るということなんですが。これは、どういう風に出るものなんでしょうか?

③身体・心に反応として現れる

矢島:ある程度のストレスであれば、いい緊張感になったり、「よし、やるぞ!」というモチベーションになったりという、メリットにもなり得るんです。ただ、長い間、大きなストレスに押しつぶされるような状態が続いてしまうと、風邪をひいてしまったり、胃腸の調子が悪くなるようなこと、ありませんか?私は結構お腹にくるタイプなんです。気持ちの問題としては、やる気をなくしてしまう集中力や判断力が低下する、などということが考えられます。

マチコ:私は心の方に来やすいかな~。

矢島:例えば、筆記試験の前に、集中力・判断力が低下しちゃって、うまくできなかった…とか、面接行く前からやる気なくしちゃった、とか。また、面接直前にお腹が痛くなって、どうしよう!とか。

マチコ:わかります。よく聞きますね~。

矢島:このようなストレスがかかり続けると、就職活動だけでなく、日常生活にも支障が出てしまう、ということが起こり得ます

マチコ:それは結構しんどい状態になってしまいますね。ただでさえ就活が大変なので、普段の生活まで影響が及んでしまうのは・・・うー!ちょっと暗くなってしまいました。でも大丈夫!後編では、ストレスの対処法を教えていただきますよ~!

前編のまとめ

今まで何となく捉えていた、得体のしれない、モヤモヤとしたストレス。でも、言語化・可視化してどんなものかが分かると、ちょっと安心しませんか?わりと多くの方が、1度は感じたことがあるのではないでしょうか。

さて!後編の矢島さんは?ストレス解消のために必要な対処方法を、詳しく説明してくれます。
後編もまた、読んでくださいね~!・・・じゃんけん、やりますか?

※後編は>>コチラ<<からご覧ください!

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書いた人:しごとの道しるべ 編集部 ハセガワマチコ
苗字が「ハセガワ」なだけで「マチコ」と呼ばれ四半世紀。新卒就活ドロップアウト経験者。暗黒時代を経て事務職として就職したが、パソコン講座運営・就活相談・イベント前説・最近はラジオパーソナリティなど経験し、最早事務職ではない。強み→人の名前(漢字)・顔・誕生日の記憶力。弱み→マルチタスクの波に飲まれがち。あまりフォロバしない奔放なtwitterはこちら

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