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2020年04月01日
電柱広告を広めるために、精力的に活動し、AbemaTVにまで出演された木村さん。
今では、SNSを活用しまくり、新しい営業スタイルを確立しています。
前回の~電柱広告編~に続き、今回は~営業職編~です。
コンドウ:SNSの活用で、新たな展開が見えてきたキムラさんですが、とても楽しそうに営業している印象があります。どうすれば、営業って楽しくなるんでしょう。
キムラさん:私が思う営業のやりがいって2つあって、「目標を達成していく楽しさ」と「お客様の喜びを間近で見れる」ということです。
コンドウ:目標=ノルマってなると、学生はけっこう敬遠しがちです。僕も苦手です。
キムラさん:営業は売り上げをあげないと給料がもらえない一面があるので、そこをいかにゲーム感覚で楽しむか、と常に考えてます。
コンドウ:ゲーム感覚ですか?
キムラさん:そうですね。ゲームもクリアするために、いろいろ試行錯誤をしますよね。それを現実で試すだけです。仮説を立てて、実際にやってみて、検証して。その繰り返しです。
コンドウ:確かにめちゃくちゃ難しいファミコンのアクションゲームって、死なないとクリアの仕方がわからないゲームとかありましたもんね。
キムラさん:(例えが全然わからない……)
コンドウ:2つ目の、「お客様の喜びを間近で見れる」というのは、とてもわかりやすいやりがいですよね。キムラさんの中で、一番喜んでもらえたと感じたのってどんな案件ですか?
キムラさん:えーと、カラーセラピストさんのサロンのお話なんですけど。
コンドウ:おしゃれ職業すぎて、まぶしい。
キムラさん:お店の場所がわかりにくい場所にあって、しかも建物には看板などを貼るのはNG。けっこうな頻度で当日にお客様から「お店の場所はどこですか?」と連絡が来るような状況でした。
コンドウ:毎回そんな連絡が来るとツラいですね……。
キムラさん:それで、早速お店の前に電柱広告を取りつけました。その後は、場所に関する問い合わせが激減したと非常に喜ばれていて。些細なこともかもしれませんが、お客様からしたら、日々の業務が少しでも楽になれば、さらにお客様のためのサービスに専念できます。電柱広告らしい案件ですし、本当によかったなと感じました。
コンドウ:でも、営業ってしゃべりが達者じゃなきゃいけないとか、コミュニケーション力が高くないと難しいイメージがありました。
キムラさん:それは、勘違いだと思います。むしろ、どんな人でもできるのが営業職だと思っています。
コンドウ:どんな人でもですか?それはなぜでしょう。
キムラさん:これは心底そう思っていて。いくら商品があっても、結局売り物はその人です。様々な個性がある中で、営業先に合う人合わない人がいます。そこを見極めることができれば、難易度が下がるんです。
コンドウ:どうやって合う人を見つければいいのですか?
キムラさん:ポイントは2つあって、まずは「自己分析」をすること。自分の特性、長所、短所を考えていくと、マッチする年齢層や業種などが必ずあります。それで、相性が合う決済権を持っている企業や個人に営業に行くようにします。
コンドウ:なるほど。例えばキムラさんだと?
キムラさん:私の場合は、40歳以上の女性の方が話しやすいです。なぜか小さいころから、その年代の方には、可愛がってもらえて。具体的に言うと、学習塾はこの年齢層のオーナーさんが多くて得意分野だったりします。例えば、新卒で入社したばかりの営業さんだとすると、同じぐらいの年齢のお子さんがいらっしゃる年齢層の方は可愛がってくれるかもしれない。
コンドウ:確かに新卒の時って、新卒ブランドも相まって、可愛がってもらえていたかも。
キムラさん:営業って、自分が仲良くなれるお客様、好いてもらえるお客様に営業をかけていくのが重要だと思います。仲良くなれる方が、自分もお客さんも気持ちが良いですからね。
コンドウ:自分が仲良くなれるお客さんであれば、喋れなくても大丈夫?
キムラさん:大丈夫です。確かに売れている営業マンって、トークスキルが高いイメージがありますけど、逆にひたすらに寄り添ってくれる営業マンの需要もあると思います。聞き上手な営業マンには、ついつい喋る予定のなかった、悩みを話してしまったりとかするものです。それはしゃべるのが得意な営業マンにはなかなかできません。
コンドウ:しゃべるのが苦手だなと思ったら、聞く方に特化してみるといいと。
キムラさん:お客様にも個性があって、やっぱり喋りたい人もいるんです。営業もお客様も両方しゃべってしまうと、ぶつかり合ってしまう。それも、自己分析で導き出せるかなと思います。
コンドウ:ありがとうございます。キムラさんはこれから何を目指していきますか?
キムラさん:個人としては、電柱広告のキムラを作りこみたい。そうすることで、また違う業種の方など、より多くのお客様と接することができる。そうすると、より多くのお客様の笑顔が見れるので、個人のブランディングはもっと突き詰めていきたいと思っています。
コンドウ:ほんとに営業大好きですね。最後に営業として入社していく学生に対してアドバイスをください。
キムラさん:営業職として新卒入社して、一番最初にやることは、その会社で一番売れている人の真似をするのがオススメです。なぜかというと、その人が、その会社の商品の売り方を一番ハックしているから。どうやってお客さんを探しているのか、何を話しているのか、どういう営業方法をしているのか、完璧にコピーするのが最短ルートです。それから、自分なりの色を付けていくのが、オススメです。
コンドウ:なるほど。確かに全部盗んだうえで、自分らしく上書きしていくのはとても理にかなっていますね。本日はありがとうございました。
いかがだったでしょうか。
読む前と呼んだあと、営業職のイメージ少し変わってませんか?
キムラさんが話していた「営業は誰にでもできる仕事」。
営業というと、ゴリゴリスタイルの営業を思い浮かべがちですが、お客さんも多種多様。
ゴリゴリの営業が合わないお客さんも、話を聞いてほしいお客さんもいますよね。
自分のフィールドを分析して、自分に合ったお客さんを自ら見つけに行く。
もちろん努力は必要ですが、営業職は楽しい仕事なんです!っていうことだけでも、理解してもらえたらと思います。
気になった方は、ぜひキムラさんに連絡してみてください!
キムラさんのご連絡先:@dentyukoukoku
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編集部員であり、営業であり、採用アドバイザーであり、学生の相談も乗ったりと、いくつものわらじを履きすぎて、下駄箱がいっぱい。学生時代はデザインをかじったがゆえに、デザインの口出しは得意だが、絵を描くのは苦手。日本酒を与えると、大抵のことはしてくれる。Twitterはこちら。