医療と福祉の最前線で、人の絆と命を体感する

  • 企業情報
企業名:株式会社星医療酸器
対象:

編集部の「ここだけは知ってほしい!」

 

・関東シェア3割強!医療用ガスの製造・販売のトップ企業
・「医療×福祉」。お客様のニーズに沿った独自の事業展開
・「命」の現場に立つからこそ。思いやりと責任感に貫かれた「チーム」の使命感

「安定」と「安心」を保証する、
星医療酸器の医療用ガス事業

 

人命救助に必要不可欠な「酸素」をはじめ、内視鏡検査に使う「二酸化炭素」、麻酔として使用される「亜酸化窒素」や、手術の際、骨を削るドリルの駆動源として使われる「窒素」。これらの気体を、関東の病院・消防署の約3割に供給しているのが星医療酸器、と聞けば、そのすごさが伝わるでしょうか。

 

 

川口駅からバスで25分、首都高川口線の足立入谷インターのすぐそばに、星医療酸器はあります。入ると左手に本社、右手に工場が見え、配送スタッフの皆さんが、この日も朝からガスの充填(じゅうてん)作業をしていました。

 

星医療酸器では、創業とともに医療用ガスの供給事業をスタート。45年目を迎えた現在、なんと関東で3割強のシェアを誇ります。

そんな星医療酸器の強みは、どこにあるのでしょうか。人事部の粟飯原(あいはら)さんにお伺いしました。

 

 

「一番は、やはり自社の充填工場を持っていることです。
医療用ガスは、ボンベの色、精度、価格や販売方法も含め、かなり細かいことまで法律で決まっていますから、他社との差別化が難しい商品になります。ではお客さんである病院などの施設は、最終的に何で購入先を決めるかというと、『信頼』なんですね。

 

弊社は充填工場を持っているので、有事の際も安定した供給を実現できます。実際、東日本大震災の時には、政府からの要請で、東北地方へ酸素を供給。1件も切らすことなく酸素を配給することができました。また弊社では土日も常駐の担当がおりますから、お客様は365日、安定して、迅速にガスを供給してもらえる。その安心感が強みなのではないでしょうか。」

 

 

人命にかかわり、供給の安定性が重視される医療用ガス。もはや『インフラ』と言っても過言ではないその商品を、関東で一番取り扱っているという優位性。けれど、そこで妥協しないのが星医療酸器でした。

お客様の声が事業展開を左右!?
「医療×介護のスペシャリスト」へ

 

星医療酸器では、医療用ガス事業のみならず、在宅医療、さらには介護領域にも事業展開を見せています。「医療」と「福祉」、双方に注力している企業は他に聞いたことがありませんが、なぜこのような事業展開に?

 

「実は、どちらもお客様からの要望からスタートした事業なんです。

在宅医療事業は、在宅医療用の機器が保険適用になった30年前に、病院からの依頼で始めました。具体的には、自宅で酸素療法を行われる患者様のために、機器の販売、設置、メンテナンスまでを行っています。

 

一方介護福祉機器のレンタルは、患者様からのご要望がきっかけでした。

実は、在宅医療を行っているご年配の方で、介護用ベッドや車いすの要らない方ってほとんどいません。けれど、医療機器と介護機器の双方を扱っている会社は少なく、患者様は様々な会社と契約を結ばなくてはならない、これは非常に煩雑です。そこで、患者様から、星さんの方で介護機器も扱ってほしいという声が多くあり、始めたのがこの事業です。」

 

 

最近では、患者様の「酸素濃縮器のリモコンが欲しい」という声から、アプリケーションの開発にも着手し、操作ソフト「パレッツ」を開発。他社が赤外線通信を採用する中、星医療酸器ではBluetoothを用い、室外からの操作も可能にしました。

 

BtoBである医療業界で、エンドユーザーである患者様の声まで聴けること、そしていただいたお客様の声を、事業展開に迅速に反映させていく、その柔軟性。星医療酸器の独自の企業価値の根源は、お客様からの声に誠実に応え続けていく、その姿勢にあるのかもしれません。

公式サイトはこちらから

一人ひとりの生活と命に向き合い、
ベストなサービスを追究し続ける

 

そんな星医療酸器での実際のお仕事の様子を、現在入社3年目、在宅医療事業部で営業として活躍されている、新谷(しんたに)さんにお伺いしました。

そもそも、新谷さんが星医療酸器に入社した理由は何だったのでしょうか。

 

 

「もともと苦しんでいる人や困っている人を助けたいという思いから、医療業界には関心がありました。

その中でも特に弊社は、医療用ガスをメインとして、在宅医療事業、介護事業など、多岐にわたる展開をしています。技術などが目まぐるしく進歩していくこの医療業界で、そういった進歩を広くくみ取り、お客様に還元していける柔軟性は、他のどの会社にもありませんでした。」

 

実際、様々なお客様とかかわってみての実感はどうでしたか。

 

「そうですね。例えばお客様のうち、患者様に関して言えば、患者様一人ひとりの状況に合った提案をし、感謝の言葉をいただくときには、やはりやりがいを感じます。患者様の状況は、住環境、体の状態、人柄、家族にいたるまで十人十色ですから、すべてに通用する正解はありません。より良い提案を追求し続けられることは、とても刺激的です。

 

それと少し話は変わりますが、人生経験が豊富なご年配の方とお話できるのは、すごく楽しいことですよ。」

 

 

逆に、エンドユーザーにとても近いところにいる、この仕事ならではの難しさは、どういったところでしょうか。

 

「なんというか…、仕事柄、時々患者様のご逝去の報告を受けます。その時に関しては、今もまだ、どう向き合ったらいいかわからないですね

呼吸苦というは、人間の体の苦しみで一番苦しいといわれています。それを乗り越えて、一生懸命がんばっていらしたことを直接感じていた分、亡くなられた時はやはり悲しいし、寂しさを感じます。」

 

営業職でありながら、同時に「命」の最前線に向き合う。大きなやりがいと大きな責任感が、表裏一体になっている仕事なのですね。

お客様とチームになる。
「人と人」の信頼関係を築いていく。

 

一方、「営業」という立場では、病院のドクターと対面する機会が最も多いそうですが、患者様と接する時とは違った難しさなどはありますか。

 

「そうですね。ドクターにお会いする際は、やはり「営業」として、売り上げを意識しなければいけません。そこは、難しさを感じます。しかも相手は「先生」、普段は目上の人として接する方ですから、初めはどんな風に振る舞えば良いか、話し方から悩みました。」

 

その時は、どう乗り越えたのでしょうか。

 

「上司に相談することが多かったので、その時も相談して。でも上司は、「好きにやってこい。責任はとる」って言っていました。(笑)」

 

かっこいいですね(笑)。

 

 

「一見放任的にも聞こえますが、僕にとってはベストなアドバイスでした。結局その後、「ドクターも人間なんだ、「人」を相手にしているんだ」ということに気がついて。

 

今では、例えばある先生が独立して個人医院を立ち上げる際、「これからも君にお願いしたいから、諸々の契約書を持ってきてくれ」って直接僕の携帯に連絡をくださることもあります。

 

医療業界において、民間企業の営業でありながらも、医師や看護師と一緒に「チーム」になっていく、積極的に「対等な」信頼関係を築いていくという意識が大切ということは、とても意外な気づきでした。

 

それと、営業的な観点で言えば、星医療酸器は協力企業が数多くあり、広い商材を扱える面白さがある、ということもお伝えしたいです。手袋などの消耗品はもちろんのこと、中にはPCを売った先輩もいました。自分の好きなものを売り込める、何かでNo1になれる、ということも、この会社の強みであり、この仕事の楽しさだと思っています。」

責任感、思いやり、協調性を持った人へ

 

最後に、粟飯原さん、新谷さんに、星医療酸器の社員さんの雰囲気についてお伺いしました。

星医療酸器に来る方は、やはり医療・福祉関係を志して入社される方が多いのでしょうか。

 

 

新谷さん「人の役に立ちたい、という観点で、医療・介護業界に関心の高い人は多いです。でも、もともとの専攻はバラバラで、僕は現代中国学部でした(笑)文系でも、十分に活躍できます。」

粟飯原さん「でも皆、社会的に弱い立場の方と接する機会が多いからか、優しいね、とか、挨拶など、基本的なことがしっかりできているという点を、共通してほめていただくことは多いですね。」

 

今後入社される方に、期待することはなんでしょうか。

 

粟飯原さん「やはり人の命にかかわる仕事です。使命感、責任感をもってお客様に向き合う、ということは、大切にしてほしいなと思います。

また、うちの社長はよく「一枚岩」という言葉を口にします。弊社の仕事は、ドクターへの対応にしても、在宅医療にしても、チームで協力しなければ提供できないサービスを扱っています。

そういった点では、チームで協力する仕事をしたい方も、ぜひ関心を寄せてもらえればと思いますね。」

 

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