新卒、辞めた。早期離職からのリベンジ就活!【就職に有利な資格は ズバリ◯◯◯!】
2020年04月01日
・年間1000品番もの新商品を製作!ニーズと時代をくみ取る独自の「視点」
・社員一人ひとりの夢と個性×チームワーク=独創的かつ合理的な商品展開
・全員が主役になれる。夢を叶える舞台としての「フットマーク」
小学校での水泳授業。赤の地に紺の「足跡マーク」のついた水着や、カラフルな水泳帽子に、お世話になった人も多いのではないでしょうか。
フットマーク株式会社は、今年創業73年、現在は水泳・介護用品メーカーとして知られ、リオ五輪金メダリスト、金藤理絵さんをブランドアンバサダーに抱えています。
特に水泳帽子に関しては、なんと全国の泳ぐ人の約2人に1人が、フットマークの商品を使用しているそう!
そんなフットマークですが、実は他にも、介護用品、通学カバン、スポーツインナー、さらにはプリーツの効いたオシャレなエプロンまで、幅広い商品を展開しています。どのような変遷を経てきたのか、代表取締役社長の三瓶(さんべ)さんにお伺いしました。
「実は弊社は最初、「赤ちゃんのおむつカバー」屋さんとして創業し、戦後のベビーブームで業績を伸ばした会社でした。ですがおむつカバーは、夏場は蒸れるため、売れ行きが落ちる。じゃあ夏に売れるものを、ということで始めたのが、現在の水泳用品事業です。これがちょうど、学校で水泳授業が拡大する時代と重なって、現在でも多くのお客様に弊社の商品を使用していただいています。
それと同じ頃、近所のお嫁さんから、「うちのおじいちゃんが穿くおむつカバーも作ってほしい」と言われ、始めたのが介護用品です。実は「介護」という言葉は、弊社が商品名として開発した言葉なんですよ。
さらに、大学教授に頼まれて作っていた高齢者の身体サポート用のインナーは、今では一般的に使用されているスポーツ用のインナーの先駆けとなっています。」
すべてが驚くほどに時代の波に乗っていくというか、むしろフットマークの商品が、時代を創っているようにも見えます。どうしてこのような商品展開が可能なのでしょうか。
「弊社にある、『1分の1の視点』が関係しているかもしれません。」
フットマークには、たった1人のお客様の意見でも、商品開発に反映させていく姿勢があります。
1人の声の後ろには、きっと100人の需要がある。100人の需要はきっと、その時代の一片を示している。そして100人の声から生まれた新しい商品は、「先駆け」としてさらに需要を生み出していく――。
フットマークが年間で取り扱っている3000品番のうち、なんと毎年1000品番は新商品。
常にフロントランナーであり続けるフットマークの秘密は、ここに一つあるのかもしれません。
フットマークでのお仕事の様子を、今年新卒で入社した田中さんにお伺いしました。
そもそも、入社を決めたきっかけは何だったのでしょうか。
「中学時代からずっとサッカーひと筋だったので、「スポーツに関わりたい」というのが第一にあって。特に僕は、サッカーの道具などの「モノ」へのこだわりが強かったので、就職先はメーカーを希望していました。
その中でもフットマークは、他のどの企業よりも「社内全体で協力して目標を達成しよう」という姿勢が強く、スポーツに通じるそのスタンスには、とても惹かれるものがありました。
それに、お客様のニーズは、時代や年齢によって変化していきますが、フットマークにはどの時代でも、どの年代にも対応できる、広い商品展開と柔軟性があります。多様な視点を持って、様々な商品づくりにかかわっていけるだろうという期待感。これも、入社を決めた一つの大きな要因でした。」
現在、営業職として、水泳用品をはじめとする様々な学校用品を扱っている田中さん。実際、営業職という立場でも、モノづくりにかかわることはできているのでしょうか。
「はい。弊社には、新商品などを考案する月一の「研究会」や、月毎のテーマに沿ってアイデアを募集する「アイデアBOX」というものがあり、そこには社長も経理も含めた、社員全員が参加します。
ここでは若手もベテランも関係なく、全員の意見が平等に取り入れられ、毎月生産スケジュールの調整が間に合わないほど、多くのアイデアが商品化の決定を受けます。これはすごく楽しいですね。しかも実際営業に出てみると、ここで生まれた商品がお客様のニーズと合致することも多いので、一層やりがいを感じます。」
入社から半年。同期の営業職もいない中で、不安なこともあるのではないでしょうか。
「そうですね。今でも新規の小売店さんに行って、関係性を築き、要望を引き出すまでは、やはり緊張します。でもお客様の要望をお伺いできれば、弊社の商品には、社員の、お客様への想いが詰まっているということを肌で感じているので、自信を持って商品を紹介できます。
併せて弊社には、こうなれ、という命令をしない、あくまで個性を大切にする社風があります。だからこそ、先輩一人ひとりもそれぞれリスペクトできる個性をもっているし、それを見て、僕も自分なりに頑張ろうと思うことができます。」
ちなみに、スポーツ用品メーカーの業界では、大手の多くが中途採用のみしか行っていないため、一度中小企業で経験を積んでから、転職をする方も多いそうですが…
「いや、他に行く気は全くないですね。僕は、自分が製作に携わって、自分で営業した水着を着てくれた選手が、オリンピックに出るところを見てみたいという夢がありますが、これが実現できそうな会社、他にないですからね。」
もう一人、入社3年目、経営管理部で経理を担当する小岩井さんにも話を聞いてみました。
学生時代は会計学専攻だった小岩井さんが、フットマークに注目するきっかけとなったのは、どのようなことだったのでしょうか。
「第一に、自分の専門を活かして、経理の仕事をしたいという思いがありました。ただ経理でも、社内全体にかかわっていけるような働き方がしたいと思っていて。そんな時にたまたま学校の求人票にフットマークを見つけました。
フットマークでは説明会と一次選考が同時に行われるので、その前に一度会社見学をしようと思って、1人で会社を訪問したのですが、なんとその時、会長と社長と人事が皆出てきて。その日のうちに会社の内部まで紹介してくれました。
こんなに手厚く対応してくれるところは他になかったですし、学校のスタッフにも、「すぐに内部まで見せてくれるところは、信頼できる」と言われたので、ここに入社を決めました。」
小岩井さんの主な業務は、毎月の業績情報の発行や、決算の処理など。仕事のやりがいは、どんな時に感じるのでしょうか。
「自分が学んだことを活かして仕事ができる、自分の専門性を高めていけるというのが、私が仕事に一番求めていたことでしたから、一番のやりがいに感じます。また突発的な業務をこなしながら、支払い等をミスなく完了させていくことも、経理職の楽しさとしてはありますね。」
もともと「モノづくり」志向ではない小岩井さんにとって、田中さんのお話に出てきた「研究会」など、社内全員でモノづくりにかかわっていくこの社風は、どのように映るのでしょうか。
「実は、開発段階にかかわれることは、経理職にとっても多くのメリットがあります。
例えば研究会に参加すると、営業、製造の現在の状況がわかります。すると、営業や製造の部門から来た書類に不明点があった時、お互いある程度情報を共有しているので、相談がしやすい。それに自分でも、突発的な依頼にも対応できる段取りを組むことができます。
僕は営業の依頼は基本的に優先して対処しますが、それも社内全体が「チーム」として動く、この会社だからこそできることなのかもしれません。」
最後に、今後この会社に入社する方に、期待することを教えてください。
「まずは自分が何をしたいのかを、しっかり具体的に考えている人。それと、自分からどんどんチームに参加していく、積極性を持っている人。こんな方と、一緒に仕事ができたらいいですね。」
お話を聞いていると、田中さん、小岩井さんとも、自分の夢や目標を明確に持ちながら、かつ、チームの一員として、会社全体のまとまりを感じているように見えます。この点について、再度三瓶社長にお話をお伺いしました。
「弊社では、以下のような体制があります。
まず、各部門をできるだけ5人以下で編成する。これは、一人ひとりを主役にするためです。
次に、社員には、「職種にこだわらなくていい」ということを伝える。営業が開発をやってもいいし、生産が物流をやってもいい。職種ではなく、事業を担当する意識を持ってほしいと思っています。
最後に、会社は、チームに、機会や、資金や、決裁権を与える。
つまり、それぞれのやりたいことや、人の縁の中で生まれたアイデアを、現実にするのが、会社の役目だと思っているんですね。
だからこそ、何かやりたいことのある人と弊社が、とてもマッチするのだと思いますし、それぞれがのびのびと、主役として、対等に、コミュニケーションを促進させていくのだと思います。」
そういえば聞きそびれていましたが、最後に、そもそも、この特徴的な「足跡マーク」には、どんな意味が込められているのですしょうか。
「昔は、赤ちゃんが生まれた時、他の子と間違わないよう、足の裏に墨を塗る慣習があったそうです。赤ちゃん=「新しい命」のインスピレーションから、「新しいものを創る」弊社のイメージマークになったそうですよ。」
新しい夢が、商品が、時代が、そして人々の笑顔が、ここから展開していくことを期待させる、そんな雰囲気を持つフットマーク。「やりたいことがある!」という皆さん、ぜひ一度、会社に訪れてみてはいかがでしょうか。
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