インターン経験者に聞いてみた インターンシップ、行ってわかった 理想と現実

前回、インターンシップの様々な「大変だったこと」を暴露してくれた『インターン猛者』鈴木さんですが、
(前回の内容「インターン経験者に聞いてみた インターンシップで大変だったこと」はこちらから)

今回はそのスピンオフ的に、鈴木さんの体験したインターンシップの感想や、個人的な考察についても、
もう少し詳細をお聞きしようと思います。

鈴木さんと同じく、「人と関わる仕事がしたい」というみなさんはもちろん、そうでない人も、
先輩が「インターンで感じたことをもとに、何を考え、どのような基準で、自分が選考を受ける企業を決定したのか」という部分は大変参考になるところです。
インターン参加済みの方も、これからの方も、ぜひご一読を!

担当は、引き続き、道しるべ編集部長谷川まちこです!よろしくお願いします。

※こちらは、コンテンツプラットフォームのnote上で公開している『インターン経験者に聞いてみた。インターンシップで見えた理想とギャップとは?』 しごとの道しるべラジオ#20を編集・再構成したものです。

サービス業界、いろんなところに行ってみたけど

まちこ:前回に引き続き、「夏休みにインターン15社行った」インターン猛者、鈴木さんにお話しを伺いたいと思います。よろしくお願いします。

鈴木:よろしくお願いします。

まちこ:ここでは、鈴木さんのインターン体験について、行った業界や感じたことなど、前回よりも少し詳しい内容をお聞きして、就活後輩の皆さんに参考にしていただければと思っています。
まず、業界はどこを中心に行きましたか。

鈴木:はい、私はサービス業がメインでした。今までやってきたアルバイトがほとんどサービス業だったせいか、ずっとこの業界に関心を持っていました。

まちこ:そうなんですね。より具体的な内容としては?

鈴木:最も関心が高かったのは、人材と介護です。その他に小売とブライダルも一応。

まちこ:けっこう広く視野を持っていたんですね。
一番しっくりきたのはどこでした?

鈴木:やはり人材と介護でしたね。最終的に内定を受けたのも介護の企業でした。

まちこ:なるほど。
逆に、ですが、「あ…私ここじゃないなー」と思った業種はありましたか。

鈴木:ありましたね(笑)

まちこ:お、どこだろ(笑)

鈴木:その業種が云々ではなく、私の理想の仕事のあり方と違った、というだけなんですが、ブライダルは違うな、と思いました。

まちこ:介護もブライダルも、同じ「サービス業=人と接する仕事」ですが、介護はいいなと思えて、ブライダルはしっくりこなかった理由は何だったんでしょうか。

鈴木:一番大きかったのは、お客様と関わる度合いです。介護は日常的に利用者の方に接することができますが、ブライダルはやはり本番、記念日当日に大きく関わって、その前段では準備として少しずつ関われる程度です。「人とたくさん関わりたい」と思っていた私は、やはり介護の仕事の方がいいなと思いました

まちこ:鈴木さんの中では、非日常を演出するというより、日常的なお客様との関わりがあるかどうかが、自分の中の重要な基準だった、ということですね。

鈴木:そうですね。

1dayインターンは、お客さんとあまりふれあえない!?

まちこ:介護業界のインターンでは、多くの方と積極的にかかわる時間がありましたか。

鈴木:実はそれが、そうでもなくて(笑)
前回お話しましたが、私が参加したインターンはほとんど1dayでした。介護職といえども、1dayだと、お客様と関わる時間はやはりあまりなかったです。
というのも、1dayの大体が、午前中→企業の説明、午後→施設見学という流れだからなんです。

まちこ:なるほど。会社の概要を聞くだけで、時間がいっぱいになってしまうんですね。

鈴木:そうです。そういった意味で、特に、じっくりお客様や利用者様ともかかわってみたい方には、2日以上のインターンがおすすめです。

実際、複数日程開催された介護職のインターンでは、利用者さんと度々お話できたほか、施設のオリエンテーションにも参加させていただくことができました。

まちこ:そうなんですね。スタッフさんがどのように利用者さんと関わるかを見ることができる、という意味でも、イベントに参加できるのはポイントが高いですね。

それでも、インターンは行くべし

まちこ:インターンに行ったおかげで、自分に合うところも見つかった反面、自分とは合わないな、と思うところもみつかってしまったわけだけど。
最終的に、行ってよかった、と思いますか。

鈴木:はい。私は、行ってよかったと思っています。とりわけ、私は数多く行ったので特別かもしれませんが(笑)
私は特に、インターンに行ったことで、企業を訪問することに対する緊張感や抵抗感が減って、行動力がついたことがメリットだったと思っています。
皆さんもこの夏、頑張って企業に行っておけば、きっと本番の就活に向けての足掛かりになるはずです。

まちこ:なるほど。企業の情報収集と同時に、自分の中で、就活の本番に向けたスタートを切る。その心構えができる点でも、インターンは有効なんですね。

鈴木:そう思います。ですからぜひ現3年生のみなさんは、少し頑張って、インターンを積極的に活用していってほしいと思います。

まちこ:ですね。冬のインターンもありますので、この夏間に合わなそう!という学生さんも、ぜひ今後参加を検討してくださいね。
鈴木さん、今回は大変ありがとうございました!

鈴木:こちらこそ、ありがとうございました!

まとめ

自分がやりたいことの軸に沿って、企業を見ていくこと。お客さんと積極的にかかわりたい人は、2日以上のインターンに行くこと。インターンを利用して、自分の心の中の就活のスタートを切ること。
一人の先輩の経験から、本当に多くのことを学べるのは、先輩自身が本当に真剣に、インターンをはじめとした就活での経験や、自分自身の興味関心に向き合ったからなのだと思います。

現在インターンや就活を進めている皆さん、少し行き詰ってしまったなと感じたら、ぜひ先輩や友人など、周りの人の体験も、聞いてみると良いかもしれませんよ。

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書いた人:しごとの道しるべ 編集部 シンディ(仮)
編集部新人の25歳(女)。「なんか、もっといろんな人に会いたいなー」という軽いノリで、新潟から突如上京してきた強者。元高校国語科非常勤講師。カワウソと林道と白川静を愛している。

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