インターンシップの選考に落ちたら、本番の選考は不利になるのか?

インターンシップに行こうと思ったら、応募書類、WEBテストと普通に選考があってびっくりした方も多いのではないでしょうか。
なんとなく選考を受けてみて、落ちてしまったとき、

「あれ?選考落ちたってことは?もうこの会社ダメなの?本番も受からないんじゃない?」

なんて思ってませんか?
その考え方は間違ってますよ!インターンシップと本番の選考は別物。

その点について、しごとの道しるべ編集部の長谷川まちこが、案内人の澤本さんに聞いてみました。

※こちらは、コンテンツプラットフォームのnote上で公開している『インターンシップの選考に落ちたら、本番は不利になりますか?』に答える しごとの道しるべラジオ#15を編集・再構成したものです。

就活の本番よりもインターンシップの選考の方が難しい!?

まちこ:神奈川県の大学3年生の男の子からの質問です。

インターンシップで人気の企業に行こうと思っています。かなりインターンシップの倍率も高いと思うのですが、もし選考に落ちてしまった場合、本番の選考も不利になってしまうのでしょうか。
という質問ですが、これは学生さんからすると、心配ですよね。

澤本:そうですね。結論から言えば、インターンシップと就活本番を比べると、インターンシップの選考の方がハードルが高いんですよね。インターンシップ自体は、企業の社内で行うので、受入人数があるので。

まちこ:えっ!?そうなんですか??

澤本:例えば、会議室に1,000人入ります!なんて会社はなかなかないですよね。

まちこ:ないですね。

澤本:そう考えると、まあ大きい会社でも多分100人ぐらいじゃないですかね。

まちこ:そんなもんですか!?

澤本:それも、受け入れられる大きさの会議室があればですよ。ただ実際問題、100人の学生を受け入れられるかというと、マンパワーの問題とかもあるので、難しいですよね。

仮にインターンシップ1回の受け入れ人数を30名とします。すると当然、本番の就職活動では内定まで行かなかったとしても、企業にもよりますが書類選考とか1次面接なんかで100名単位で通っていく企業も多い。ということは、選考に通る人数がまったく変わってきますよね。

結果としては、インターンシップの選考の方が落ちやすいんですよね。

まちこ:確かに!言われてみれば、そうですよね。

澤本:それを踏まえると、選考に落ちたからって本番の選考が受けれないわけはないですし、本番で不利になることはないですね。

まちこ:なるほど。

澤本:ただ、その30人の枠の中に入れた。となってくれば、その学生はそもそも選考でも通ってますし、行った先で社員の方達と接点を持ってますから、その学生が有利になるという可能性はあるかもしれない。ですが、落ちたから本番ではダメなんだってことは全くないですね。そこ心配しなくていいと思いますよ。

まちこ:そうですよね。確かに就活本番の方が選考を通る人数が少ないってことはないと思うので、そこは安心していただいていいかもしれませんね。もちろん、最終的な採用人数がインターンシップより少ないってことは、よくあると思いますが。

インターンシップに参加すると選考は有利になっても、不利になることはない

逆になんですけど、インターンシップに参加して有利になるというのは、具体的にどんなイメージなんですか?そのまま選考に進めちゃうという感じなんですか?

澤本:選考に進めちゃうかどうかは、企業の方も言いづらいと思います(笑)やっぱり1日だろうと、5日だろうと、半年だろうと、その学生と一緒に仕事をしたり、もしくは担当者の方などいろんな人たちと接点を持ちますよね。そんなみなさんの仕事をしている姿を見て、「あぁ、この子伸びるだろうな」とか、「この子はウチに合うだろうな」とか、なんらかの好印象を抱いたとすれば、そういう子と一緒に働きたいと思うのは、ごくごく普通ですよね。

まちこ:そうですね。

澤本:そういった点ではある意味、得をする。得をするといっても、内定をもらえるわけじゃないですけど。
人事側からすると面接を15分とか30分実施するよりかは、一緒に働いたことがあるというのは、みなさんのことをよく知れる機会ということですよね。

まちこ:そういった意味では有利ということですよね。

澤本:そういうことですね。

まちこ:逆に好印象じゃない場合もありますよね。参加した学生からしても、「あっ、やっぱこの企業合わない」という印象になれば、その後の企業選びで変わってくるところもあるでしょうし。

澤本:そうですね。

まちこ:わかりました。そういう意味でも本番では、選考で不利になることはないですね。学生のみなさん!そこはぜひ安心してください。

澤本:だからこそ、今のうちにいろんな企業に挑戦してみるっていうのが、インターンシップのあるべき姿かなと思いますよ。

まちこ:わかりました。ぜひ、有意義にインターンシップを使ってみてください。

まとめ

インターンシップの選考は、本番よりも通りにくい。
そして、インターンシップに行けなくても、不利になることはない。

そこのところは肝に命じて、必要以上に落ち込まないようにしましょう!

志望している企業のインターンシップに行けるということは、確かにその企業への近道になる可能性はあります。
しかし、落ちてしまったのであれば、同じ業界の同規模の企業を見てみるその企業と関連のある企業のインターンシップに行ってみる。
少し考えただけでも、そのような選択肢も考えられますよね。

まだまだこの時期の可能性は無限大です。
志望企業のインターンシップに行けたけど、行ってみたら少し違った。というパターンもありますしね。

選考に落ちたら、次のインターンシップへ!という精神でどんどんチャレンジしていきましょう!

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書いた人:しごとの道しるべ 編集部 コンドウユウキ
編集部最年少のゆとり担当。営業であり、採用アドバイザーであり、学生の相談も乗ったりと、いくつものわらじを履く。学生時代はデザインをかじったがゆえに、デザインの口出しは得意だが、絵を描くのは苦手。Twitterはこちら

twitter:@4510_michi

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