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2020年04月01日
企業研究の代表格、会社説明会。
インターネットで得た情報を確かめに行く人、会社の実際の雰囲気を感じに行く人、みなさん様々な視点を持って訪問しているのではないでしょうか。
しかし一見、会社側が説明をしてくれるだけと思いきや、そこはすでに選考の前哨戦だったりします。会社説明会で企業は何を見ているのか、そして私たちは何を見ればいいのか。
しごとの道しるべ編集部の長谷川まちこが、案内人No.2の新井さんに聞いて見ました。
※こちらは、コンテンツプラットフォームのnote上で公開している【『企業説明会ではどこを見ればいいですか?何を聞けばいいですか?』に答える しごとの道しるべラジオ#3】を編集・再構成したものです。
まちこ:早速ですが、学生から質問が来ていますので、答えていきたいと思います。
東京都の大学3年生、女性の方から頂いてます。
「3月、会社説明会でスケジュールがいっぱいです。
説明会に行ったら、どこを見るべきですか。あるいは聞くべきですか?」
ということなんですけれども、この質問にはどのようにアドバイスされますか?
新井:まずは会社説明会に行くところを想像してみてください。建物に入って、そこに会社の人達がいますよね。人事の人だったり、受付の人だったり。まず、そういった人たちがどういう人なのかを見れるといいですよね。
まちこ:こちらから、会社の人がどういう人なのか見ると。
新井:人と初めて会う時に「この人合うな、合わないな」って、あるじゃないですか。
まちこ:直感的なものですね。
新井:そうですね。雰囲気だったり、しゃべり方、話しやすいかとか。その中で違和感があると、その違和感というのは、入社してからも感じてしまうと思います。
まちこ:そうですね。
新井:そこが一番大事かなと思います。
まちこ:元気よく挨拶をしながらも、企業の人がどんな人か。こちらも選ばれるだけでなく、選ぶ場でもあるということですね。そんなにビクビクする必要はないですね。
新井:そうですね。全然ビクビクする必要はなくて、説明会なので聞いて得るものは得ていこう。そんなスタンスでいいかなと思います。
まちこ:それが説明会が始まる前の話ですよね。
では、説明会が始まってから聞くだけではなくて、他に注意を払っておいた方がいい様な所ってありますか?
新井:説明を聞くだけじゃなくて、ちゃんとノートや手帳にメモを取るといいでしょうね。あとで振り返った時に、どういう会社なのか、どういう仕事なのかというのを振り返れるのはすごく重要ですよね。
まちこ:なるほど。
新井:そのメモを取っている姿を見て、「この学生は熱心に聞いているなぁ」なんて人事は思ったりしますからね
まちこ:そうなんですね!1点、気になることがあるんですけど。会社の規模によって、会場の広さとかも違うと思うんですけど、あの席に座ってるのはどこの誰だ、みたいのはわかったりするんですか?
新井:人って、良い印象と悪い印象というのはわかりやすいじゃないですか。
すごく笑顔が良くて、挨拶もしっかりするとか、説明会でうなずいていたりとか、熱心にメモを取るっていうのは、良い印象として残ってます。
まちこ:印象の問題ですね。
新井:そうですね。あとは寝てしまっていたり、反応が悪かったりとか、服装がその場に合っていなかったりすると、悪い印象は残ってしまう。そういったように印象の悪い良いで判断している人事の方も多いかもしれませんね。
まちこ:そこを見られている点ということを意識して、1つ1つ気をつけなきゃいけないんですね。
新井:そうですね。気を付けながら、得るものはしっかり得ていこうという気持ちで。
まちこ:興味があるなら、そこはちゃんとしておきなさいよ!ってことですよね。
新井:ちゃんとしていただきながら、説明会に臨んでもらいたいですね。
まちこ:では、今は「見るべきところ」ということで、お話いただいたんですけども、最後の質疑応答ってあるじゃないですか。そのときに、どういった質問をすればいいのか。
質問がないのに、意味のないことを聞いてしまってもしょうがないですよね。
そのへんのコツとかポイントってありますか?
新井:はい。おそらく説明会で言うのは、ほとんどが良いところ。「うちの会社はこうだよ。」「こんないいところあるよ。」と、ある意味、自慢のような内容の話をすると思います。そうであれば、逆に欠点だったり、課題としているところだったり、そのあたりを聞けるといいのかなと思いますけどね。
まちこ:課題ですか。なかなか聞きづらいかなと思うのですが。何か聞き方のコツってありますか?
「御社の弱みはなんですか?」とか全然普通に聞いてしまっていいんですか?
新井:それでもいいと思いますよ。「この新しい事業を展開していく上で、弱みを持っているところってどのあたりなんですか?」とか。
まちこ:あぁー…
新井:「仕事をやる上で、大変なこと・つらいことって何ですか?」とか、辛い事って必ずありますからね。
まちこ:そこって、けっこう突っ込んで聞いちゃっていいんですか?
新井:全然いいですよ。突っ込んで聞かないと、その会社のことがわからなかったりするので。
ある意味、実際に身を置いてやる仕事って、見えなかったりとかするので。
まちこ:でもそれって、聞かれて嫌なイメージ持ちませんか?人事の方的に。
新井:実際にその「ウッ」っていう質問があるかもしれないですけど。そういった仕事の大変さも理解した上で、応募してくれるのであれば、ミスマッチも防げるでしょうし。課題とか欠点とか、弱い点、同業他社にはないウィークポイントだったりとか。そこが聞けるといいですよね。
まちこ:あの会社こうですけど、御社どうなんですか?みたいな質問はダイレクトすぎますかね。
新井:例えば、同業でこのような事業をやっている会社がこのように言っていたんですけど、それについてはどう思われますか?とか。
まちこ:ありですか?
新井:言い方・聞き方が重要なので。そこは気を付けながら、聞けるといいですよね
まちこ:では、気になることは、きちんと解決しておく場でもある。ってことを考えると、遠慮せずに聞いてしまった方が後々自分のためになるってことですね。
新井:そこを隠さずにきちんと伝えていくことで、この会社は学生に対して、真摯で裏表がない会社だなと感じるかもしれません。
まちこ:そういったところも見るポイントとして、追加できますね。ありがとうございました!
会社説明会では、自分たちが企業を見る立場であることを活かして、少し聞きづらい質問もしていきましょう。そして、忘れてはいけないのが、見られる立場でもあるということ。
自分たちがお客さんであることに安心して、態度が横柄になってしまったり、集中していなかったりと、悪い方の素が出てしまっていることが多いです!
いつ見られてもいいように、真摯で誠実な状態をスタンダードにしていきましょう。
ここで聞いた課題や欠点は、その後のエントリーシートや面接で必ず他の学生との差をつけるポイントとなります。
説明会を有効に活用して、就活を成功させよう!
書いた人:しごとの道しるべ 編集部 コンドウユウキ
編集部最年少のゆとり担当。営業であり、採用アドバイザーであり、学生の相談も乗ったりと、いくつものわらじを履く。学生時代はデザインをかじったがゆえに、デザインの口出しは得意だが、絵を描くのは苦手。
twitter:@4510_michi