「ネタ」で勝負すると失敗する、エントリーシートは何で勝負すべきなのか

履歴書、エントリーシート、聞くだけで憂鬱ですよね。
書いては出して、書いては出して…そんな日々の繰り返しに、少しお疲れモードではないでしょうか。

それなのに、出しても出しても通らない書類たち。そんなあなたに朗報です!
履歴書・エントリーシートの作成において気を付けるポイントを、しごとの道しるべ編集部の長谷川まちこが、案内人の澤本さんに聞いてみました。

ぜひ参考にしてみてください!

※こちらは、コンテンツプラットフォームのnote上で公開している【『書類選考のコツ、人事担当者が見ているポイントを教えて!』に答える しごとの道しるべラジオ#2】を編集・再構成したものです。

ESに「ネタ」を書くのはNG、重要なのは「意識」

まちこ:今回も質問に答えていただきたいと思います。神奈川県の女性の方です。

「書類選考が不安です。私は文章があまり得意ではないのですが、書く際のコツとか、選考官の方がどこを見ているのか、というのを教えていただけますか。」

書類選考、やはり不安な学生が多いんですかね。

澤本:そうでしょうね。
企業に送ったけれど「結果がダメでしたよ」とか、「ここがよかったですよ」とか、言われることは、あまりないですもんね。

まちこ:教えてくれないんですよねー!
ぶっちゃけ、どういうところをポイントに見てるんですか?

澤本:学生の方がよく「ネタ」として、いろんな事やってます、あれもやってます、これもやってます、と書いていることが多いんですけど。
実はやっていたことではなくて、「なんでそれをやろうと思ったんだろう」とか、「やった中でどんな苦労があったんだろう」という、中身の部分=どういったところを意識してたんですか?というところが知りたいんですよね。

まちこ:ネタではないと。

澤本:私もいま仕事を通じて、いろんな人事の人とお話をしたり、大学でパネルディスカッションをした時に、その場で同じような質問を人事の方に投げかけることがあります。

まちこ:どういう答えが来ますか?

澤本:やっぱり(人事の方)全員が「ネタではない」と言いますね。

まちこ:そうなんですね…!

澤本:「どうしてそういうことやろうと思ったの?」とか、そう言った意識の部分が知りたいんです。

まちこ:それで悩んでいる学生はすごく多いと思います。
そんなに大した経験がないとか、留学もしてないしとか、そういった学生さんが多いイメージなんですけども、そこは悩むところじゃないということですかね?

澤本:そうですね。それこそ「サークルで部長やってました!」と言われたとしても、会社の業務の中にサークルの部長をやるという仕事はないと思うので。

残念ながらそのネタは、会社からするとあまり意味がないんですよね。

それよりも、サークルの部長をやったのはなぜなのか。やったからこそ大変だったことは何だったのか。そこの中身の部分が大事ですよね。

まちこ:中身なんですね。

使えるのは、自分が主体的に考えて動いたことだけ

まちこ:どのようにそれを掘り下げていけばいいんでしょうか。
苦労したことが知りたいわけでもでもないですよね?

澤本:苦労ばかり書かれても、こちらとしては評価しにくいですけど、やっぱり自分が主体的に考えて動いたこと。
自分が主体的にこう考えて実行したんですっていう、自分の意識したことを伝えてほしいですよね。

まちこ:自分がどう考えて、どう動いたかってことですね。

澤本:残念ながら、それしか職場で使えるものはないと思います。

まちこ:その時の考え方とか意識の部分ですね。

澤本:仮にサークルの部長をやってみて、周りの子たちがあまり言うことを聞いてくれない時があったとします。
なんでそうなってしまったのかと考えた時に、自分が上から目線で指示をしていたことに気づいた。だから人がついてこなかった。それに気づいたのでやり方を変えて、人との信頼関係構築に意識をして行動した。その行動で部員との関係性が変わり、良好な関係構築ができました。
これはたぶん仕事でも使えると思うんです。

まちこ:確かに使えますね。

澤本:「サークルの部長をやっていた」ってことが重要じゃなくて、部長をやったからこそ、色々なことを考えることができたりとか、それに伴って主体的に動くことが出来た。ここしか使えないですね。

まちこ:そうですね。
それですと、サークル部長ではなくて、例えばアルバイトとかでもそのイメージで考えられますよね。

澤本:そうですね。例えばアルバイトで、そのアルバイト先に就職するのであれば、経験がアピールになるでしょうけど、残念ながらそこに就職する人は少ないと思います。会社の人事としても「カフェでコーヒーを作ってました」と言われても、仮に自分が銀行の担当者だとしたら悩みますよね。

まちこ:確かにそれを言われても…って、なりますよね。

澤本ネタではないということだけは、もう一度伝えたいですね。

まちこ:ありがとうございます。

スタートは、自分の経験を書き出すところから

まちこ:「書く場合のコツが知りたい」というような質問もあるんですけども、コツってありますか?

澤本:一度作文レベルでいいんですけど、「自分がしたことなんだろうな」ということを、これまで伝えてきた意識とかを無視して、ネタも含めて書き出してみたらいいと思うんですよね。

まちこ:考えているよりは、まずは文字にした方がいいですよね。脳内の整理にもなりますし。

澤本300字でも400字でもいいですから自由に書いてみてください。
書いた文章の中で「自分が一番言いたいことってなんだろう?」それを考えた時に、「
実はこれが一番言いたいんだな」ということに気づくと思います。それ先頭に持ってくれば、それが意識していたことになります。

まちこ:とりあえずその経験も含めて、思ったことも含め、全て書いてみるってことですね。

澤本自分の一番伝えたいことに気付けば、それが一番意識したことですし。それが一番使えるネタなんじゃないかなと思います。
アルバイトのことを一番伝えたいという学生はあまりいないですよね。

まちこ:最初はバイト(ネタ)からから入ったかもしれないけれども、その先があるよってことですね。
掘り下げていくうちに、これが一番言いたいことだと気づくんですかね?
気づけたとしたら、それはすごい気づきですよね。

澤本:だと思います。
今、見ている中ではネタから書いてくる学生が多いので、応募書類で意識から書いてあるとしたら他の学生との差別化になりますよね。

まちこ:学生はネタをアピールしたいんですけど、それだとやっぱり人事担当者としては違ってきてしまうと。
非常にもったいないですよ。

澤本:仮にもし何もしていないという学生がいたら、もうその段階で書くことがないって言ってますからね。

まちこ:おそらく本当に何もしていない人はいないと思うので、まず自分の経験を書きだしてみるというところから始めてもらえたらと思います。

澤本:そして最後に、最も伝えたいことはなんなのか、というところも考えてほしいですね。

まちこ:ぜひ参考にしてみてください。
ありがとうございました!

まとめ

人事が見ているポイントはネタではなく、意識を見ているということ。
それに気づくことができれば、書類選考通過の大きな1歩です。

自分の経験を書き出してみて、共通している意識は何か。

アルバイトの時は、後輩の面倒をよく見ていた。サークルの時は、周りの意見をよく聞き解決策を導きだしていた。そんな人は、無意識のうちに周りをよく見て気配りがよくできていたのかも。

普段無意識にやっていることが、あなたの意識していることかもしれません。
それをうまく抽出してみてください。

ネタではなく、意識を伝える。
これを合言葉にしていきましょう!

 

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書いた人:しごとの道しるべ 編集部 コンドウユウキ
編集部最年少のゆとり担当。営業であり、採用アドバイザーであり、学生の相談も乗ったりと、いくつものわらじを履く。学生時代はデザインをかじったがゆえに、デザインの口出しは得意だが、絵を描くのは苦手。

twitter:@4510_michi

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