新卒、辞めた。早期離職からのリベンジ就活!【就職に有利な資格は ズバリ◯◯◯!】
2020年04月01日
こんにちは。道しるべ編集部です。
道しるべ編集部では、オフィスの一部を開放して、学生のためのフリースペースを運営しています。
もうかれこれ2年くらい経ちますが、平日毎日10時にオープンして就活生のあなたをお待ちしています!就活用の学習スペースのほか、国家資格を持ったスタッフによる個別相談も無償で受け付けています。ぜひご利用ください。
さて、今回のコラムは、道しるべの卒業生とも言える20卒の学生に、就活を振り返ってもらいました。2名に登場してもらいますが、おふたりとも個別相談に何度もきて、自己分析からES(エントリーシート)の添削、面接の練習まで熱心に行っていました。
まずお一人目は、東京理科大学の渋谷さん(仮名)の登場です。道しるべの個別相談には、3年生の夏に来てくれて、そこから1年以上におよぶ就職活動の末、化学メーカーのマーケティング・企画職に決まりました。
オデン:今日はお越しいただきありがとうございます。渋谷さんを担当したのは、弊社代表澤本ですね。私とは今日が初めまして、いろいろお話聞かせてください!まずは、就活はいつごろ始めましたか?
渋谷さん:大学受験の予備校時代の友人からの誘いで、3年の夏に初めてインターンに行ったのが始まりです。
オデン:ちょうど道しるべにもきてくれた頃ですね。スタート早いですね。えらいな~。
渋谷さん:大学受験のときもそうなのですが、少しでもいい大学、少しでもいい会社に入らなきゃと思っていた部分があって、就活も適当にやるのではなく、真剣にやらなきゃって思っていました。
オデン:なるほど。インターンは何社くらい行きましたか?
渋谷さん:1日や3日間のを含めると、20社以上です。
オデン:結構な数ですね。すると、就活始めてから毎日どこかのインターンに行ってるみたいな?
渋谷さん:そうです。インターンに参加したり、説明会に行ったりといった感じです。
オデン:インターンはどんな企業へ?
渋谷さん:メーカーのインターンに多く参加しました。
オデン:ということは、メーカー志望だったのですね?
渋谷さん:はい。特段これという動機はなかったのにメーカーがいいなと思っていました。あとはやっぱり名の知れたところがいいっていうのはありました。
オデン:まあメーカーって広告宣伝もうまいし、印象がいいですよね!職種は何を?
渋谷さん:とくにこだわりはなかったのですが、なんとなく文系なので営業なのかなって思っていました。
オデン:実際の選考もメーカーに絞って就活していたのですか?
渋谷さん:選考はとりあえずたくさん受ければ良いと思っていたので、業界もしぼらずメーカーならどこでもエントリーしていた感じです。あと、テレビ局のインターンにも行ったことがあって、面白かったし、働いている人がイキイキしていたので応募して。始まったばかりなのにすでにブレブレでした。
オデン:メーカーとテレビ局って対局にある感じかと……
渋谷さん:あ、でも書類で落ちていたので、やっぱりメーカーしかないなって思い込んで、4~6月はひたすらメーカーを受けていました。
オデン:その思い込みの正体が謎ですが、メーカー呪縛にかかっていたわけですね。
渋谷さん:そうかもしれません(笑)。私の場合、本当に自分のやりたいことが何なのか、しっかり考えきれていなかったんです。メーカーにしても様々あるのにそれもあまり絞り切れていなかったし、職種もこれっていうのがなかったんです。ESばかりに力入れていて肝心なところに向き合いきれていなかったんだなと思います。
オデン:確か、エントリー先を決める前にESの下書きをされていましたもんね。真面目!!
渋谷さん:はい。でもことごとく落ちまくって……、6月に行った面接では確実に負のオーラが出ていたと思います(笑)。
オデン:そのころになると周りも決まってくる人出てきますもんね……
渋谷さん:ほんと焦りますよ!周りが決まっていって、遊んでいる人もいるし……
オデン:早ければいいってものじゃないんですけど、一斉スタートだとどうしても比較しちゃいますよね……
渋谷さん:7月に入ってこれはやばいなと思いだし、メーカー以外も受けようって方向転換しました。
オデン:今回の振り返りは就活のターニングポイントを聞きたいなと思っていたのですが、渋谷さんの場合はここですかね。
渋谷さん:そうですね。6月に底の方まで行ってしまったので、吹っ切れて他も受けようってなりました。いろいろ落ちていたとき道しるべでも相談していて、澤本さんに留学とかは考えないのって言われたんですね。それまで私は就活しか見えていなかったのでそういう選択肢もあるのかって、視野が狭くなっていたことに気づきました。
オデン:一生懸命になりすぎると他の選択肢を考えられなくなりますよね。
渋谷さん:それで違う業界も受けるようになったら、コンサル業界と給食業界から内定をもらえて!
オデン:おお早速!方向変えて成功だったのかな!
渋谷さん:気持ちが軽くなって表情にも出ていたのかなって、それで内定をもらえたように思います。
オデン:前向きさが伝わったのかもしれないですね。見事内定が出て就活は終了ですか?
渋谷さん:それが…当初の希望業界とも違うので、内定もらった2社のどっちに行ってよいのか決められず…そのときも、道しるべに相談に来ました。
オデン:本当にこれでいいのかっていう迷いがあったわけですね。
渋谷さん:それでそのとき、今の会社を道しるべ経由で知って、説明会に参加しました。社員の人がすごくおだやかでいいなと思ったのと、新入社員でも企画とかマーケティングに関われるってことに興味を持って、エントリーしました。
オデン:4年の秋ごろの話ですよね。内定式などもある時期でほんと終盤ですね。
渋谷さん:はい。内定もらっていた会社も今の会社がだめなら行こうと思っていました。でも結果、今の会社から無事内定をもらうことができて!
オデン:ほんと良かったですよね。うちのスタッフもみんな喜んでいましたよ。
渋谷さん:ありがとうございます。澤本さんをはじめ道しるべのみなさんには本当にお世話になりました!
オデン:ちなみに、配属はもう決まっているのですか?
渋谷さん:ありがたいことに経営戦略室へ配属となりました。新製品を生み出すためにマーケティングを行う部署です。
オデン:それはよかったですね。長期戦でしたが、結果はよかったのは何よりです。
渋谷さん:興味ある部署に配属されたってこともあって、今は満足しています。
オデン:ところで、渋谷さんがずっと悩んでいたやりたいこと、答えはでましたか?
渋谷さん:今は “興味あること” としかわからないですけど、“自分がどの方向に行くか” を考えながら働いていきたいなと思っています。
オデン:就活すごーく大変だったでしょうが、ゴールではなくスタートですもんね!社会人としての活躍、陰ながら応援しています。
今日はありがとうございました。
【編集後記】
長く続いた就職活動だったようですが、結果は粘り勝ちでしたね。お話してくださる中で見せてくれた、すっきりとした笑顔が印象的でした。副産物なのかもしれませんが、渋谷さんが就活で得た最大の果実は、社会人の自分にテーマを設定できたことなのではと思います。自分の方向を考えながら働く視点、学生生活の何十倍ってある社会人生活では大事なことですよね。とくにこの変化の激しい世の中では。渋谷さんの数年後、楽しみです。
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新卒で入った会社は、先生と呼ばれる親より年上の所長とふたりきりの職場でした。入社後すぐの挨拶まわり、スーツを着た人がみな同じに見えて、同じ方に2度自己紹介をするという失態が忘れられません。現在は、育児と仕事の両立に格闘中。