新卒の仕事選びは難しい?新卒ガチャを回避する方法

新卒の時って、正直どの会社に入ればいいのかってわかりませんよね。

ナビの情報をあてにしてもいいのか、人事の話を鵜呑みにしていいのか。
他に情報がないから信じるしかないですが、それってとても不安だなって思ったり。

本当に自分はこの会社でいいのか、ホワイトな会社なのか。
不安な気持ちでいっぱいになり、正解は入社してからじゃないとわからない。

最近、そんな気持ちを表したような「新卒ガチャ」という言葉が出てきました。
今日は「新卒ガチャ」の意味、そしてそんな気持ちを払拭する方法について、考えてみたいと思います。

1.新卒ガチャって何?

新卒ガチャとは、「新卒配属ガチャ問題」の略。
ソーシャルゲームの課金ガチャと似ているということで、「新卒ガチャ」と呼ばれているようです。

新卒で入社した若者は、配属される部署や直属の上司を自分で選ぶことはできません。運良くウルトラレアを引き当てて、自分に合った部署に配属されたときは大当たり。しかし、希望の部署とは全く違う部署に配属されたり、クソ上司に当たってしまって毎日憂鬱な日々になってしまったり、ガチャにはずれてしまう可能性は多分にあります。そのような状況を「新卒ガチャ」と表現しています。

転職の時のように、その業界の知識を持っていたり、いろんなツテを使ってその会社の情報を仕入れられたりできないため、情報弱者に陥りがちです。

そうやって、新卒ガチャに外れてしまう人は多いのではないでしょうか。それが早期で退職してしまう人の、大きな原因にもなっています。

では、新卒ガチャでウルトラレアを引くためにはどうすればいいのか。
そこを考えて行きたいと思います。

2.新卒ガチャの回避方法はそんなにない!?

まず、新卒ガチャがはずれてしまう可能性として、よく考えられることは以下の通りです。

・上司がクソ
・残業がはちゃめちゃに多い
・やりたい仕事ではない

では、そんな新卒ガチャ問題を回避するために、できることを考えてみたいと思います。

①OB・OGを探しあてて、リアルな内情を聞いてみる

正直、これが一番のリアルを聞ける可能性が高いです。
しかも、リクルーターや人事などではなく、その他の部門にいる人がオススメ。リクルーターや人事の場合は、本人が採用に関わっているため、採用のことを考えて、嘘を言ってしまう可能性があります。サークルの先輩など、何かしらの知り合いであれば最高!自らの二の轍を踏まないように真実を教えてくれるはずです。

②総合職の中身をしっかり確認する

募集職種の欄にたびたび登場する「総合職」
これって、なんの仕事をするかわかりませんよね。そうなんです。
結構、企業によって意味合いが違うんです。

まず、「本当に総合職パターン」。
これは企業側が、後で適性を見極めて、配属したい時によく使うパターンです。

このパターンになると、正直、どの職種になるかは、入社してからでないとわかりません。
まさにガチャ。ハズレを引く可能性が大いにあります。このような表現をしている会社にどうしても入りたい場合は、よく確認しておきましょう。

2つ目は、実は裏では決まっている総合職パターン。
総合職といっても、会社側ではある程度この職種に。と決まっているパターンもあります。
どの職種になる可能性が高いのか。自分がしたい仕事・職種は、毎年どの学部が多いのか、どんな素質を持った人がなることが多いのか。そういったことを確認し、はずれを引く可能性を下げていきましょう。もっと言うと、詳しく「営業」や「事務」、「プログラマー」など細かく表記してあるところを選べば、少なくとも仕事内容でのミスマッチは減るはずです。

③とにかくアピールしまくる

これ、意外に効果あるかもしれません。

総合職という名前で、多くの職種を採用している企業はたくさんあります。
営業と事務と総務をまとめて、採用していたり。

でも、そこの会社に入って、営業したいんだ!というあなた。

とりあえず、アピールしておきましょう。

面接で、どの職種に就きたいか聞かれた時、まずこれがしたい!とはっきり伝えておきましょう。内定をもらったあとも、自分はこの部署で○○がしたいと伝えましょう。なんなら、その部署に入れたと仮定して、先輩にこれからのことを聞いてみてもいいかもしれません。

まずは伝えないと、選択肢に入りません。

伝えておけば、人事の人が配属を考える時に、「あ~そういえばあの子、営業がいいって言ってたな」と思いだしてくれるはずです。

もちろん、会社の事情で叶わないこともあります。でも、伝えておくことで、3年ぐらい経ったあとに、部署異動できるかもしれませんよね。

3.新卒ガチャにはずれてしまったら

もし、入りたくない部署に配属されてしまったら。

まず、伝えておきたいのは、自分が望んでいる職種と自分に合う職種が違うかもしれないということ。
もしかしたら、企画職をやりたくても、営業職が天職かもしれません。そこを、人事の人が見極めて、配属を決めている可能性もあります。働きたい会社であれば、少し我慢してその部署に本当に合うか合わないかを、見極めるのも手です。

そもそも最初から、就きにくい職種もあります。
特に代表的なのは、企画職。企画職を希望する学生は多いですが、その会社の製品やサービスを深く知らないことには、企画はできません。なので、新卒で企画職を募集している会社は、本当に稀。
経験を積まないことには、届かない仕事もあります。

また、「新卒で入った会社には3年は勤めましょう。なんて言いますが、あながち間違ってはいません。
1年目は何もわからないので、自分の仕事や会社のことを覚える時期。
2年目は1人で動けるようになり、試行錯誤する時期。
3年目でやっと余裕が出てきて、会社全体のことが見えてきます。

もちろん、本当に合わないし、上司の態度もひどい、残業も多すぎる!なんて会社だったら、即辞めてもかまいません。自分の身は自分で守ることも大切です。すぐ辞めても、誠実に転職活動をすれば、採用してくれる会社はたくさんあります。

本当に自分の体調や心に危険を感じたときは、無理せずにすぐ辞めちゃいましょう。

まとめ

回避方法と書きましたが、確実に回避する方法はありません。

正直、入社してみないとわからないというのが、本当のところ。先輩が良い会社だよと言っても、自分の価値観からすると、合わない会社かもしれない。人の価値観は人それぞれです。

人生の多くを占める仕事。内定をもらう前、もらった後もできる限り、リサーチしましょう。

そして、本当に合わない、身の危険を感じる会社であれば、辞めてOK!
最終的には自分で決めるしかない。だからこそ、自分で納得できる就職をできるよう、時に慎重に考えていきましょう。

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書いた人:しごとの道しるべ 編集部 コンドウユウキ
編集部最年少のゆとり担当。営業であり、採用アドバイザーであり、学生の相談も乗ったりと、いくつものわらじを履く。学生時代はデザインをかじったがゆえに、デザインの口出しは得意だが、絵を描くのは苦手。Twitterはこちら。

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